ミニ映画館*チネマピッコロ

みつばちってそんなに重要だったんだ!【チネマピッコロレポ】

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こんにちは。

7月末の台風は前代未聞の進路で上陸しました。

この付近は雨も降らず風も吹かず、私たちは助かりましたが、異常気象の影響でしょうね。

この先の地球環境に不安を感じている高木です。

 

29日は、台風の影響もなく無事に、全国一斉初上映の映画『みつばちと地球とわたし』の上映会を行うことができました。

 

この映画、観れば観るほどに(私は試写も含めて5回観ました)子どもたちに観てもらいたい!と思ってしまいます。

 

でも、残念なことに、塾の子どもたちで観に来てくれたのは4人だけでした。

どんなに私たちが「観においで」と言っても、時に「人生を変えるくらい大事な映画だよ」などと半分脅しても?関心がなければ反応しないのです。

そんな無関心さが、みつばちの減少にも影響しているのです。

愚痴を言っていても始まらない・・・気を取り直して。

参加人数は少なかったですが、とてもとても熱い上映会となりました。

 

夏休み一週間ほど前に、急きょ始動させた《みつばちについて調べようプロジェクト》。

「夏休みの一研究にもなるよ~」と中学生たちに声をかけたら、3人が集まってくれました。

上映までに2回集まってもらい、みつばちの生態やみつばちの役割などをパソコンを使って調べたり、稲本さん(後で詳しく書きます)に話を聴いたりしました。

また、試写もしてもらいました。

下調べをする中で、子どもたちから出た言葉は、

「みちばちって、すげぇ~!」

そうなのです!みつばちって人間だけでなく、地球に住む生き物たちにとっても、なくてはならない存在なのです。

中学3年生の女の子は、「船橋さんの行動力に感動した」と言いました。

 

そんな子どもたちに、映画を上映する前に、「みつばちが作る地球の循環」について話をしてもらいました。

 

通称「ハニーさん」こと船橋康貴さんは、みつばちが減少していることを知って、これを人々に知らせて何とかしたい!という思いから、会社を辞めて養蜂家に転身します。

そして、養蜂をしながら、日本だけでなく世界へも出かけて、みつばちが減少していること、地球の危機を訴えてあるきます。

アポ無しでパリのオペラ座へも飛び込み、熱い思いを語って、総支配人から信頼を得たりします。

けれども、上手くいくばかりではなく、時にはみんなが離れてしまって、落ち込んだりもします。

そんなハニーさんの姿と、突然にいなくなってしまうみつばちのことが描かれていきます。

私たちが食べている食べ物の70%くらいがみつばちの受粉によるものだそうです。

またみつばちが受粉することで、草花や木が育ち森が出来て、豊かな地下水が蓄えられて川となり・・・というように、地球の循環にもみちばちは大きな役割を担っているのです。

 

だから、みつばちが絶滅してしまうと、食べ物も採れなくなるばかりでなく、地球の循環そのものも上手くいかなくなってしまいます。

 

では、何故みつばちが減少しているのか?

 

いろいろな原因が考えられるのですが、一番有力なのは、農薬です。

草を枯らす「ネオチコチノイド系」の農薬だそうです。

特別な農薬ではありません。そこらのホームセンターで山積みされていたりします。

多くの人がそんなことは全く知らないで、手軽に使ってしまっています。

 

農薬だけでなく、地球温暖化も原因の一つ。

この異常気象も人間だけでなく、みつばちにとっても打撃なのかもしれません。

 

船橋さんは、熊のプーさんに、この地球の危機を発信してもらったら、世界中の人に知ってもらえると思い付いて、アメリカのディズニーへも出かけていきました。

また、《プーさんへ手紙を書こうキャンペーン》も思い付きました。

映画を観に来てくれた人たちに、プーさんへ手紙を書こうと、葉書を配りました。

 

早速書いてくれたはがきがこちらです。

 

この映画の上映を決めたのは、稲本さんとの出会いがあったからでした。

稲本さんは環境を守りたい、地球を守りたいという熱い想いを持っていらっしゃいます。

船橋さんの応援をしたいと思って、セミナー合宿にも参加されたのだそうです。

その合宿に参加された人の中に、イラストが上手な人がいて、こんなイラストを描いてくれたそうです。

地球の循環を描いたものです。

これをもとにして稲本さんは、船橋さんのメッセージをまとめてくださいました。

 

「アウトプットがめちゃくちゃ苦手で~」と汗をかきながらも、上映後に稲本さんがお話をしてくださいました。

朴訥とした話し方だからこそ、お客様に伝わるものがありました。

稲本さん、本当にありがとうございました。

 

午前の部では、遠く稲沢から来てくださった親子連れさんがいらっしゃいました。

「名古屋でも上映していたけど、夏休みだし、田舎を味わいたいと思ってこちらに来ました」とのこと。

お母さんのその行動力が、とても素敵だなあと思いました。

子どもさんにも伝わるものがあったと思います。

 

上映後のシェア会では、

実際にみつばちを飼ったことがある、今も飼っているという人が何人もいました。

やはり今年は、この暑さで突然いなくなってしまったりもあるのだそうです。

中には、子どものころみつばちを叩いて殺して、中の蜜を吸っていたという貴重なお話をしてくださる70歳代の人もいました。

中学生から高齢者まで幅広い世代が交流できて、とても有意義な時間でした。

 

夜のシェア会では、農業の話だけでなく、経済の話にまで広がりました。

「百姓は草との闘い」という言葉もあるほど、除草作業は大変な作業です。

だから、除草剤を使うことは仕方がない。

除草剤を使うなと言っても無理だという話もあります。

けれども、除草剤の中にもそれほど害のないものもあるのだとか。

そんな知識を持つことも大事です。

また、まったく無農薬で農業をされている人も参加されていて、「収量は落ちるけど、収穫できますよ」とおっしゃっていました。

 

私たち消費者が、より安いものをより多くと求めることが、みつばちの減少の原因につながっているのだと思いました。

 

みつばちが絶滅すると地球の循環が狂ってくる。

そうすると、たくさんの動物が益々絶滅する。

そして、人間も生きていけなくなる。

 

私たちの日々の選択を変えることが必要です。

 

最後に、中学生の中に「僕は観たかった。観て人生を変えたかった」という子がいます。

私が誘う時に、「これを観ると人生が変わるよ~」と言ったからです。

他にも、用があって観に行けなくて・・・またやってもらえませんか?という声もあります。

みつばちを調べてみようプロジェクトに参加して、映画を何度も観た生徒が「良かったよ~」と言うのを聞いて、「え~、じゃあ僕も観ればよかった」という子もいます。

 

そこで、11月に再上映をしたいと思っています。

私も、船橋さんを見習って、あきらめずに伝え続けていきたいと思います。

今回見損ねた人、ぜひお待ちくださいね。

(いろんなところで上映されるので、ここでなく、ご都合が良いところへお出かけください)

詳細が決まり次第、ご案内します。

 

 

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