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コーヒーと一緒に読みたい本は?【2020.7.25 読書会レポ】

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みなさん、こんにちは。 BOOKLOVE部長の棚瀬です。

7月25日に中津川市本町にある「holidaypark ROSTWOKS」さんで開催した読書会のレポートです。

holidayparkさんは昨年オープンしたばかりのコーヒーショップです。 おしゃれで落ち着いた雰囲気の素敵なお店で、自家焙煎の美味しいコーヒーが楽しめます。

以前からこのお店で読書会を開いてみたいと考えていたのですが、お店の方に快諾いただき開催の運びとなりました。

今回のテーマは「コーヒーと一緒に読みたい本」です。

コーヒーの香ばしい香りに包まれながらの読書会となりました。

□読書会で紹介された本と参加者の声

堀江敏幸「坂を見あげて」

小説ともエッセイとも取れる文章を集めた散文集です。まるで音楽のような軽やかでありつつ趣を湛えた素晴らしい文章を堪能することができます。堀江敏幸さんはとても好きな作家で、以前にサイン会に参加した時にはとても優しくお話してくださいました。知的で穏やかな風貌も素敵です。

島村奈津「バール、コーヒー、イタリア人」

イタリアの伝統的な喫茶店『バール』に集まる人々と、コーヒーに関するこだわりを解説しています。人との繋がりを重視するイタリア人にとってコーヒーは単なる飲み物ではなく、コミュニケーションツールのような役割もあるそうです。実際にイタリアでバールを訪れたことがありますが、気軽においしいコーヒーと地元の方とのおしゃべりを楽しむことができました。

中村仁一 久坂部羊 「思い通りの死に方」

現役の医師による終末医療と理想の死に方に関する対論です。患者本人の意思に沿わない延命治療の是非などについて書かれていて、とても考えさせられます。患者の命をただ引き延ばすだけの医療が正しいことなのか、日本ではもっと議論されるべきだと思います。

森鴎外 「うたかたの記」

1890年に書かれた作品で、「舞姫」「ふみづかひ」と共に「ドイツ三部作」と呼ばれています。日本人の青年が留学先のドイツで出会った花売りの少女と出会うことから始まる悲恋物語です。明治期の作品なのでなじみのない言葉も出てきますが、美しく格式高い日本語を読むことができます。鴎外の小説を読むと当時の日本の雰囲気や外国とどのような交流があったのかをうかがい知ることができます。

詩歩「死ぬまでに行きたい世界の絶景」

タイトルの通り、一生のうち一度は見てみたい世界の絶景の写真を収めているガイドブックです。誰でも知っている有名どころからあまり知られていないスポットまで幅広く掲載されています。近頃は気軽に出かけることができないので、ときどき眺めて旅に出た気分に浸っています。

星野道夫「ぼくの出会ったアラスカ」

生涯を通じてアラスカの写真を撮り続けた写真家の写真とエッセイを収めた本です。臨場感のある写真はどれも素晴らしくてアラスカのことを心から愛していた星野さんだからこそ撮れた写真なのだと思います。あいだに挟まれる文章も簡潔ながら温かみが感じられて読んでいて心地よいです。

山川直人「コーヒーもう一杯」

コーヒーにまつわる小話をオムニバス形式で収めた連作短編漫画です。独特のほのぼのとしたタッチの絵柄の雰囲気とゆるめの内容がとても気に入っています。コーヒーに関する話がたくさん収められていて読んでいると喫茶店に行きたくなります。

獅子文六「コーヒーと恋愛」

お茶の間の人気者でコーヒーの達人でもある坂井モエ子をめぐるドタバタ劇です。モエ子の年下の内縁の夫とその恋人を巡る三つ巴の攻防や、コーヒー同好会「可否会」の面々が繰り広げる丁々発止のやり取りがとても愉快で純粋に楽しめる小説です。作者の獅子文六は日本で初めてNHK連続テレビ小説の脚本を書いた人物なだけあって、コミカルな会話などはドラマを見ているような気分です。

堀江敏幸「河岸忘日抄」

フランスのとある川岸に係留された船で生活をする日本人の青年『彼』の日常を描いた長編小説です。『彼』がコーヒーを淹れたりレコードを聴いたり本を読んだりといったなんということのない場面が描かれているのですが、そのどれもが鮮やかに目の前に浮かんでくるようで忘れられない読書体験になります。シンプルな日常の風景を通して人生にとって本当に必要なものはなにか、ということを教えてくれているように思えます。

□読書会を終えて

今回は「コーヒーと一緒に読みたい本」というゆるいテーマだったため、マンガ、エッセー、小説、写真集といろいろなジャンルの本が紹介されました。

みなさんイチオシの作品ばかりだったのでおすすめ本の紹介だけでなく、よもやま話も盛り上がりました。

今回ご協力いただいたholidayparkさんは自家焙煎したコーヒー豆の販売なども行ってみえます。コーヒー好きの方は是非一度出かけてみてください。

中津川BOOKLOVEでは毎月一回のペースで読書会を開催しています。

好きな本についてお話してみたい方、読書会に興味のある方はぜひお気軽にご参加ください!

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