日曜日の午後、『読み聞かせの会』を行いました。
あいにくのインフルエンザのせいか?参加者は少し少なかったですが、
みんなで楽しい時間を共有することができました。
最初は「へんしんトンネル」という大型絵本。
絵本の持ち手二人がカッパに変身して、
みんなで「カッパ、カッパ、カッパ・・・・パッカ、パッカ」と声を合わせて言ったり、笑ったり。
次は「ONE」という絵本。
いつもいばっているレッド君にいじめられているブルー君と、逆らうことができない他の色たちの話。
いじめの問題や「みんなちがってみんないい」というメッセージが伝わってくるお話でした。
次は「けんじゅう公園林」というお話の紙芝居でした。
読み手のスタッフが木の紙芝居枠を借りてきてくれたので、雰囲気も出てよかったです。
バカにされていたけんじゅうがやったことが、後には役にたつことになって、
誰が賢いのか、何が正しいのかは
後になってみなければ分からないというメッセージが込められていました。
四番目は、英語の本を読みました。
これは英語の数がたくさん出てくる面白いお話です。
お年寄りの方たちも「意味が分からんけどリズムが楽しい」と聞いてくださいました。
最後は「ひまわりの丘」という詩画集から数編の詩を読みました。
これは、東日本大震災で避難をした子どもたちの気持ちを
信木美穂さんという支援をしている女性が、絵と詩で表現した作品です。
東日本大震災からまもなく5年になり、
日々の生活の中で私たちはつい忘れてしまいそうになります。
でも、まだまだ復興には程遠く、避難したり家族バラバラで生活している人もたくさんいます。
そんな人もいることを、私たちは少しでも思い出し、
忘れないで子どもたちに伝えていくことが大事ではないかと思います。
本を楽しんだ後は、みんなでお茶を飲みながら感想を出し合って交流をしました。
子どもさんの一人は「英語の本が面白かった~」と感想を言ってくれました。
大人は「子どもや孫に読んであげることはあるけれど、こうして読んでもらうこともとても良かった」と言われました。
「心地よい時間でした。心癒されました」と喜んでいただけ、
私たちスタッフもうれしく思いました。
年代を越えてこうして交流ができることは素敵なことだと感じました。
また行いたいと思います。
次回はもっと多くの子どもさんやお母さんに参加してもらいたいな~。