さて、答えです。
①【 頭 】隠して【 尻 】隠さず。
②あまりの美味しさに【 顎(あご)あるいは、ほっぺた 】が落ちる。
③【 喉(のど)】から【 手 】が出るほど欲しかったゲームを買ってもらった。
④【 後ろ髪 】を引かれる思いで故郷をあとにした。
⑤【 奥歯 】にものがはさまったような言い方は気持ちが悪い。
⑥あの男の言うことは【 眉(まゆ)】に唾をつけて聞かないとダメだよ。
⑦おかしな話を聞いて【 へそ 】が茶をわかした。
⑧成績の良いことを【 鼻 】にかけてはいけない。
⑨【 舌 】の根もかわかないうちにすぐウソをつく。
⑩【 耳 】をそろえて借金を返す。
さて、何問合っていましたか?
②の美味しい時に使う表現は、現在はほとんど「ほっぺたが落ちる」と言いますが、
昔は「あごが落ちる」と言いました。
子どもたちは1人以外はほとんど「ほっぺた」と答えました。
もっとも、分からなかった子もいましたが・・・。
「あご」と書いた子は「おばあちゃんがあごが落ちるって言う」と言っていました。
40問中、一番たくさん正解したのは、
小学校6年生の女の子でした。
この子はおばあちゃんとのふれあいが多い子です。
学年が上がるにつれて正解率が上がるというわけではありませんでした。
高校生でもほとんど分からない子もいました。
「うそ~!」「マジ?」「ヤバイ!」「チョー~」。。。
なんて言葉だけで生活していたのでは、
感性も知性も育たないのではないでしょうか?
豊かな言葉を身につけさせたいものだと思います。