夏休みの宿題に「読書感想文」が出ます。
たいていの学校で出されます。
学校の授業では、読書感想文などほとんど書かないですが、
なぜ学校で勉強しない内容を宿題として出すのか?
不思議に思ったことはありませんか?
1つには、読書感想文コンクールというものがあり、
各学校では、学年ごとに1作品か2作品提出を強要されます。
(いわゆるノルマですね)
他には、たとえ1冊でも夏休み中に本を読ませたいという
学校として(教師として)の使命感?でしょうか。
本を読ませたいのであれば、
感想文など書かせない方がよいのではないか?
なんてことも思いますので、
多分1つ目の理由の方が大きいのだと思います。
私が小学生の頃から、感想文は宿題でした。
私は本を読むのが大好きでした。
その上、文を書くのも大好きだったので、
作文とか感想文は全然苦にはなりませんでした。
それどころか、自分の分だけでなく、
弟や妹の感想文まで書いてやりました。
そして、私が6年生の時には、
弟も妹も賞に入って、弟妹に喜ばれたことを覚えています。
なんて、まるで教育的ではないですね。(時効だから言えること)
さて、ここ数年
夏休み中に「作文教室」を開講していました。
けれど、参加者がきわめて少ない。
5回設定しても、1回しか来なかったり、
家では全然やってこない(本すら読んでこない)子もいて、
やってもあまり意味がないな~と思い、
今年は止めることにしました。
ところが、今年は1年生2年生のクラスで
「作文講座はないのですか」
「感想文講座をやってほしい」
と何人からも、そして何度も言われました。
木曜日の1年生クラスでも、
何人もから「感想文の書き方を教えてほしい」と熱望されたので、
数学や都道府県名覚えは家でやるように言って、
15分くらいで読める絵本を読み聞かせて、
気付いたことや思ったことを書きなさいと指示しました。
A4サイズの紙に、メモをびっしり書いた子もいました。
そのメモをもとに、
こんなふうに書けるし、こんなことも書ける。
他にもネットで調べて書くことも出来るとアドバイスをしました。
中には、「これで書けそうや~」と言った子もいました。
でも、中には、一字一句教えてもらいたいという感じの子もいました。
さすがに、それは出来ないわ。。(笑)