1月の日曜日の夜、
「育実熟」という大人のための塾で
【コミュニケーション講座】を行いました。
今回は3回目。
参加者が少なかったし、仕事で話をする人が数人いたので、
プレゼンテーションについて学んでもらうことにしました。
「プレゼンテーション」なんて言うと、とても難しいようだけど、
今回は「思いを伝える」ということを主題にしました。
思い(想い)を伝えることがとても大事。
会社の企画のプレゼンだって、
事務的な説明では相手の心をつかめない。
何かの式典の挨拶だって、
紙に書いてきたものを読み上げるだけでは、
まったくもって聴いてはもらえない。
「こう思うのよ」という熱い心を伝えないと、
相手の心には届きません。
講座の最初は、
一人一人に与えられたテーマで話をしてもらいました。
豚汁、編み物、曼陀羅塗り絵、時間の使い方など一貫性のないテーマ。
自分にとって興味のないテーマになることもあり、
すると焦りが出たりして、
自分では気付いていない話し方の癖が出ます。
人によって、
「あの~」とか「えっと」とか「ちょっと」などの言葉を連発したり、
「なので」とか「でも」とかの接続詞を何度も使ったり、
視線が下やら上やらにいって相手の顔を見られなかったりと、
プレゼンテーションには向かない話し方の癖が出るのです。
今回も、そんな癖が出ました。
本人もほとんど気付いてない癖。
それでも、自分に興味のないテーマの話でしたが、
みなさん、ちゃんと話すことが出来たことが素晴らしかった!!

プレゼンテーションのコツなんて偉そうに話をした私ですが、
つい「え~っと」とか「あの~」と言うことも多く、
焦ると同じことを何度も話してしまったりして、
上手く話せたと思うことなどほとんどありません。
だから、自分への自戒もこめて、
教えてもらったプレゼンテーションのコツを伝えました。
その後、今度は
「自分の長所をエピソードを使って話す」というワークをしてもらいました。
すると、
「自分の長所が分からない・・・」と言う人がいます。
「分かってもエピソードなんて?」と言う人もいます。
それでも皆さん、
ちゃんと自分の長所が伝わるエピソードを選び、
最初に見られた変な癖を減らしつつ、
プレゼンテーションをすることが出来たのでした。
話し始めると、3分4分なんてあっという間。
話すことを楽しんでいることも伝わってきました。
上手く話そうなんて思わなくていいのです。
自分の想いを伝えようと思って話せば、ちゃんと想いは届くのです。
そんなことが伝えられた
【コミュニケーション講座】になったかと思います。