命に関わるほどの暑さです。
外には出たくない、でも家の中にいても汗がダラダラ流れ、息苦しさを感じるほどです。
夏休みはいる前に豊田市の小学1年生が熱中症で亡くなりました。
暑さの中、校外学習に出かけて熱中症になってしまった・・・
気の毒でなりません。
私も20年ほど前に、熱中症になったことがあります。
友だちのお父さんの葬儀に出かけたときのことです。
当時はまだ葬儀場はなくて、お寺で行われていました。
6月だったと思いますが、炎天下で参列していたところ、ダラダラと汗が出始めました。
日傘をさしていましたが、尋常な汗の出方ではありませんでした。
でも、当時はまだ熱中症という言葉はなく、日射病とか熱射病という言葉は知っていましたが、
まさかそんなものになるとは思いもせず、お葬式の最後まで我慢して参列して帰宅しました。
家に帰って水を飲んで休んでいたら何とか大丈夫でしたが、その後夏の間中体調がすぐれませんでした。
熱中症という言葉を知ってから、あの時の私の症状はそれだったのだと思いました。
今朝、フェイスブックを見ていたら、熱中症に関するこんな記事が出ていました。
対応が遅れると、本当に命にかかわります。
ここから記事コピー
4年前になりますが、当時高1の息子が熱中症で死にかけて入院した時のことです。
熱中症の怖さについて知ってもらえればと思います。
退院後も通院を半月、年1回の腎臓検査が大学入学時まで必要でした。
子が熱中症で1週間入院しました。
かなりの重症で、点滴を連日6本と血液検査でした。
体中が痛いと言う息子を「寝てれば治るんじゃない?」と1日寝かせておいたのですが、
夜になっても痛いというので「ごはんを食べて、薬飲んで、お風呂に入ったら。」と呑気に構えてた母親でしたが、
一緒に食事をしていた主人が「おい、これは熱中症だ!」と叫びました。
びっくりしてキッチンからダイニングに行ってみると、
息子がまるでバケツの水をかぶったように汗をダラダラ流していて、顔は真っ白。
救急外来に連れて行き、そこで熱中症と診断されました。
筋肉破壊が始まっていて、痛みはそのためでした。
破壊された筋肉組織を体外に排出するため点滴がすぐに始まりました。
血液検査で組織の数値が通常の2000倍になっていて排出できないと腎不全→透析のコースになると言われました。
熱は微熱程度で意識もはっきりしてるのは、若いからと言われ、半日遅かったら危険な状態だったとまで言われました。
今まで、スポーツで怪我などはしてきましたが、病気をする子ではなかったので、安心してたのが裏目に出ました。
主人に風呂に入れてたら死んでたぞ!と言われてぞっとしました。
医師が言う通り、息子は若かったから助かったのかもしれません。
熱中症は恐ろしいです、ついさっきまで元気だった子が死ぬかもしれない事態にまで一気に持って行かれます。
夜間休日診療は設備がないそうなので、おかしいと感じたら救急病院に連れて行って下さい。
いくつか思い出したことがあるので。
体育祭が原因なのですが帰宅後、約30時間後に救急病院の外来に行きました。
「痛い、だるい」と言うのを体育祭の疲れだと家族は思っていたのです。
体育祭中も10人くらい熱中症で救急搬送されていたので、たぶん息子もその時点から予兆はあったのかもしれません。
血液検査の結果を見た医師の「あと半日早く連れてきてくれたら(こんな重症にならなかったのに)」の呟きが忘れられません。
熱中症はあっという間に手遅れになります。
後遺症も覚悟しなくてはなりません。
一刻を争う病気です。躊躇わずに救急車を呼んでいいんです。
どの年代であっても、家の中にいたとしても、熱中症になるのだと心に刻んでおきたいですね。