こんにちは。あまこです。
ここ数年、特にこの1年ほど、本やの高木母娘の気がかりにしてきたもの…
それは地域に広がるソーラーパネル。
本や+αの前の国道からもずらーっと並んだパネルが見えます。
田畑だったところがどんどん黒くなっていき、森林が切られているのを見ると、いくら再生可能エネルギーだと言っても、本当に環境に良いのか?
そもそも、そこまでして発電することが、必要なのか?
電気って毎日使うものなのに、全然知らない。
いろいろ調べたりはしてきましたが、あまりできることもなく、悶々としていました。
そんな時、ある方から、『わがや電力』という本を紹介していただきました。

「12歳くらいの知識があれば、電気は自分で作れるよ」と、太陽光発電システムの作り方を解説してくれる本です。
著者は、普通の電気会社とは契約せず、自分で作った電気で暮らしているテンダーさん。
ただ電気の作り方が書いてあるだけでなく、
そもそも電気ってどんなものか?
自分の生活に必要な電気はどれくらいか?
普通の発電だとどれくらいロスがうまれるのか?
ということを、自分で電気を作ることで考えてみよう、という内容で、とても納得させられました。
そして、とにかく、楽しそう!!
理科とか苦手だった文系女子の私でも、「電気作れそうかも?作ってみたい!」と思わされました。
でも、本があるとはいえ一人で作るのは不安だったし、色々な方と電気について考える場を作りたかったので、本や+電気プロジェクトとしてやってみることにしました。
まずは、10月に読書会。
みんなで『わがや電力』を読みながら、電気について勉強し直しました。

一人で読んだ時は、何となく読んで分かったつもりだった部分も、よく分かりました。
実践付きの読書会もいいですね!
そして迎えた、組み立て当日。
自信満々で買ったはずの「はんだごて」を、実は買っていなかったというまさかのトラブルも発生しましたが、気を取り直して、いざ組み立て!



コントローラーとバッテリーを繋いだら……

電気がついたぞー!!!!!
って、実はこの時はまだソーラーパネルは付いていないのですが…
これだけでも十分楽しい!
パネルもつけます。思ったより大きかった。

完成したものを店の前に出し、しばらく充電。

日が出てくると発電力がぐんと上がって、お日様パワーを感じました。
充電しながら、お昼ご飯。
エネルギーの問題やいろんな疑問、次回はどうするか、などなど話が尽きません。

午後からは、溜まったバッテリーをパソコンとスピーカーにつなぎ、ドキュメンタリー映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル』を上映しました。
エネルギーの自給自足を達成したデンマークの島や、それを目指すオランダの取り組み…
それぞれの家だけでなく、地域でエネルギーの自給自足ができたら、送電ロスも少ないし、全体の意識も変わっていくのがいいなと思いました。
日本でもこんな地域が増えるといいですね!
そして、バッテリーは無事約1時間もってくれ、ソーラー上映できました(^O^)
夜はプロジェクターも動かせました!
生活の全部の電気がまかなえるわけではないですが、停電など災害の時でも少し電気が使えるって思うと、なんだか心強いです。
自分たちでもこんな簡単に電気を作れるんだ!ということを体感できたことが大きな一歩だったなと思います。

今回作ったソーラー発電は、11月17日の一箱古本市の時に、携帯充電などのフリー電源としてお披露目します!
ぜひ充電用USBケーブルを持って、試しに来て下さいね(^O^)
本や+電気プロジェクトは、また企画したいなと思っています。
「わたしも発電システム作ってみたい」
「ソーラーの電気でこんなことをしてみたい」
「エネルギー問題について知って、行動してみたい」
という方は、ぜひ仲間になりましょう~!