「真面目と真剣はどう違うのですか?」
メールでそう書いてこられたお母さんに、私は以下のように返信しました。
言われたことをちゃんとやっていくのは「真面目にやっている」ということ。
それに対して「真剣にやる」とは、単にやれば良いというのでなく、
これだけは覚えよう! できるようになろう!
と本気になって取り組むこと。
子どもさんは、指示したことは真面目にやってますが、
覚えよう! 出来るようになろう!という真剣さが足りないと感じています。
単にやっているだけで力は付いていってないのがもったいないです。
これに対してお母さんからは、
「先生の言われることは分かりました。
子どもは確かに真面目にはやってますが、積極性に欠けるところがあります。
ですが、それも娘の良さだと思っています。
それに加えて、本気で勉強に向かっていけるよう導いて行きたいと思います」
こんな返信が返ってきました。
ステキなお母さんですね。
最初に私が伝えたことが言葉足らずだったことは反省しています。
けれども、言葉足らずだったために、
お母さんとコミュニケーションを取れたことは嬉しいことでした。
学校の勉強においては、
「真面目にやる」だけでは点数に繋がらないことがあります。
真面目にノートを埋めているけれども、覚えていない・・・
2時間、3時間真面目にやっているけれども、
単に何かを書き写しているだけ・・・
そんな勉強をしている子どもさんを見てきています。
相談を受けてアドバイスをし、
真面目から真剣に態度が変わると、点数が一気に伸びることもあります。
点数だけに拘るのも問題ですが、
受験においては、点数を取らないことには合格しません。
どこまで本気で点数に拘るのか?ということも必要です。
特に大学受験では、高校から出される課題を真面目にやるあまり、
受験勉強が出来ないということが出てくるのです。
不思議な話なんですが。。。
そんなわけもあり、
真面目にやるだけでなく、
真剣に取り組んでほしいと願っています。