こんにちは。塾長の高木晴代です。

長くなりますが、自己紹介と高木教室の経緯、今の思いなどを書きました。
はじめましての人には、読んでもらえたら嬉しいです。
高木教室の今まで
「高木教室」は、平成5(1992)年に、私の実家の2階の一部屋から始まりました。
大学を卒業後、4つの小学校で教員をしました。二人目の子どもを産んだ時に、いくつかの事情があって退職しました。
その後、子育てに専念したり、少し他の仕事もしたりしていましたが、友だちの子どもさんの家庭教師を頼まれ、それをきっかけに、塾を始めることにしたのです。
当時、我が子たちは小さいし(5歳と2歳)、こんな田舎で塾をやって果たして生徒は集まるのか?続けていけるのか?と不安もありましたが、今は亡き母に「やるなら早いほうがいい。応援するから」と後押しされ、使っていない実家の2階を貸してもらったのです。
2年ほど経って、現在の自宅を建て(第1教室)、7畳半の塾部屋を作りました。
半分趣味にして、各クラス数名の生徒さんを相手に10年くらい続けられたらいいと思っていました。それが、年々生徒数が増え、10年どころか29年も続けてくることができました。
最初は小学生だけのはずが、中学生がメインとなり、高校生部も作り、10年前にはそろばん教室も開設し、助けてくれるスタッフにも恵まれて、高齢者のための脳トレ教室も始めました。(2014年には「NPО法人にこにこ)に発展しました)。
8年前には娘が講師として手伝ってくれるようになり、英語教室ラブをスタートさせました。そして、2013年度には実家をリフォームして、広くて新しい教室もできました。(第2教室)
更に、2017年5月には、国道沿いに「本や+α」という古本屋をオープンすることになり、第3の教室兼、各種講座やイベント会場としても活用しています。
特にこの10年ほどを振り返ると、夢のような気もしてきます。
入塾して通ってくださった生徒さん、送迎をしてくださった親御さん、
そして、縁をつなげてくださった全ての方々に、心から感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
ありがとうございます。
子どもたちの学力について
さて、29年の間には、教育をめぐる環境がくるくると変わりました。
ゆとり教育しかり、大学入試改革しかり・・・。
教員時代から40年近く子どもたちに関わってきて思うことは、全体的に基礎学力と言われるものが落ちてきているのではないかということです。
語彙力、読む力、表現力、どれも以前より落ちてきていると感じます。
もちろん私は塾生しかみていないので一般化するわけにはいきませんが、子どもだけでなく、親世代を見ても、語彙力や表現力は、今の高齢者の方が高いと感じます。
それは、学校教育のせいというより、様々な社会環境によるものが大きいでしょう。
私たちの想いと高木教室の特徴
そんな中で、目の前の子どもたちに、どんな力をどう身につけさせていくか。
毎年のように試行錯誤してきました。
9年ほど前から「AMK方式勉強法」というものを提唱し、生徒たちに繰り返し学習の大切さを伝え、自立的に勉強する態度を育てることを目指しています。
いつも、いつまでも、教えてもらうという受け身の姿勢でなく、自らが学ぼう!と意識し、自分で考えよう!解決しよう!とする態度を育てていきたい!
そう思って、数年前から、週に1回の授業は「AMK講座」としています。
AMK方式勉強方法とは→
英語・数学だけでなく、ほかの教科でも、覚えることをオレンジペンで書き込み、赤シートを乗せて(するとオレンジペンで書いたところが見えなくなります)何度も何度も繰り返しやるという勉強方法です。
これでやるといちいちノートに答えを書かなくても、赤シートをずらせればすぐに答え合わせもできて、短時間で復習することができます。
卒業生からも「AMK方式は高校でもすごく役に立った」とか「就職のための試験勉強ではAMK方式で勉強した」との感想をもらっています。
詳しくはこちらをご覧ください。
また、5年前からは、すべての学力の基礎となる論理力をつけるためのメソッド「論理トレーニング(ロジトレ)」を取り入れました。
令和3年の授業について
2020年春は、新型コロナ感染症により一斉休校となりました。
高木教室では、いち早くZOOMという双方向会議システムを使ってのオンライン授業に切り替えました。
6月から通常の授業を再開しましたが、オンライン授業のメリットもありますので、半分はオンラインで英語数学の指導を行い、半分は通塾してもらってのAMK講座を行いました。
(3年生は1回は英語、1回は数学という形にしています)
令和3年度も同様にして、中学生は1回はオンライン、もう1回はリアルでのAMK講座を行います。
なお、リアルのAMK講座に参加できない場合(遠方だったり、クラブ活動と重なったりして)は、別の曜日にオンライン講座を行っています。
教育相談や面談も行っています
私の大学での専門は、特別支援教育でした(当時は障害児教育と言っていました)。
教員時代は3年間、小学校の支援クラスを受け持ちました。
そんなこともあり、不登校や発達障がいといった問題を抱える生徒さんの指導を頼まれることもあります。
基本的には本人のやる気があれば、どんな学力の生徒さんも受け入れています。
特に発達障がいと診断されていなくても、落ち着きがない、勉強ができないなどと心配されている保護者の方の相談に乗ることも増えてきています。
コロナ感染症拡大により、世界中が大変なことになっています。
今までの常識が通用しない状況になり、この先どんなふうになっていくのか、先が読めない不安感もあります。
けれども、どんな状況であっても、子どもたちの健全な成長を阻害してはいけないし、学びを保障しなければならないと思っています。
保護者の皆様と協力しながら、子どもたちを育てていきたいと思います。