実績の中で生み出した『集団個別』
高木教室では、2023年4月から1年生から3年生まで合同でやっています。
その中には、学年トップの子もいれば、5教科で200点届かない子もいます。
そのため、指導は『集団個別』という形をとっています。
同じ部屋にいて、学年ごとに一斉にやるときもありますが、やる内容はその子の実力に応じたものを勉強するときもあります。
集団で一斉指導した方が効率的ですが、個人の実力差があるので、平均的な進度でやると、
早い子は待たなければならないし、
理解に時間がかかる子は塾でも置いて行かれるという状態になります。
そこで、大事なところは一斉に指導したあと、各自のペースで演習や繰り返し練習をするようにしています。
早くできる子には、難しい問題に当たらせたり、実力テストで高得点を取れるようなアドバイスをしていきます。
理解や覚えるのに時間がかかる子は、再度説明をしたり、まずは簡単な問題をできるように指導していきます。
異学年で同じ空間で学ぶと、適度な緊張感もあり、集中して取り組むことができます。
1、2年生にとっては、受験に向けてがんばる3年生の姿を見られることも刺激になるようです。
リアル授業を大切にします
令和2年度からはリアル授業とオンライン授業を組み合わせてやってきました。
コロナ騒動が始まって学校が一斉休校になった時に、子どもたちの学びの場を無くしてはいけないと思い、zoomを使ってオンライン授業をスタートしました。
近隣の塾は3か月間休みになった中で、オンライン授業を取り入れたのは素早い動きだったと思っています。
子どもたちにも保護者様にも感謝されました。
オンライン授業にはメリットとデメリットがあり、メリットを優先して、外出制限がなくなってからも週に1回はオンライン授業を取り入れてきました。
しかし、子どもたちが何をやっているかが把握できないことがある(手元が見えないので、違うことをやっていても分からない)、あるいは、ビデオをオフにしてしまう子がいて、寝ていても分からないなどのデメリットが目立つようになってしまいました。
そこで、この4月からは完全にリアル授業に戻すことにしました。
最近、川島隆太教授の「オンライン脳」「スマホが学力を破壊する」という本を読みました。
オンラインでは真のコミュニケーションは図れないとか、デジタルで調べたものはすぐに忘れてしまうというような衝撃的な内容でした。
それで、やはりリアルに戻して、子どもたちと心を通わせながら指導をしていきたいと思うようになりました。
各学年の目指すところ
1年生
*一年生で英語フォニックスを学んでない生徒さんは、個別で学んでいただきます。
フォニックスを学んだ上で、
・教科書文の音読をできるようにする。
・単語・熟語を覚える。
・英文法をしっかり身に付ける。
以上のことを目指していきます。
数学は、最初の正負の計算を徹底的にたたき込みます。
やり方が分かっているというレベルでは忘れますし、テストの時に正しく計算することができません。
途中で入塾してくる子どもさんの中には、ここで躓いている場合が多いので、しっかり身につくまで繰り返し練習します。
そして、2年生になった時に、数学検定5級を合格できるようにします。
*数学検定のページを確認してみてください。
2年生
英語は中1レベルの英文法をしっかり復習し、基礎ができた上で、中2の英文法習得を目指します。
・教科書文を読んで訳すことができる。
・単語・熟語を覚える。
・中くらいの長さの英文を読む力を付ける。
数学は、最初の計算を素早く正確にできるようにします。
連立方程式も、一次関数も1年生の時の内容が元になっているので、そこを復習して固めつつ、少しでも難しい問題に取り組んでいきます。
3年生になった4月に、数検4級が合格できる力を付けます。
3年生
まずは基礎力を徹底的に身に付けることを優先します。
受験だから少しでも難しい問題をやりたいと言う子がいますが、たいていの場合、基礎がまだ十分ではありません。
数学の計算問題、英語では単語・熟語、動詞の不規則変化などをしっかり覚えきります。
その上で、10月以降受験対策に入っていきます。
中3の夏休み最後に数学検定3級合格を目指して、先取り勉強をしていきます。
AMK方式勉強法で基礎基本の徹底を!
「自学で何を勉強したらいいのかわからない」
「自学を頑張っているのに、なかなか点数が上がらない」
新しい生徒さんや、保護者の方との面談で、こういう話をよく聞きます。
勉強しているノートを見せてもらうと、毎日ノートを埋めていても、
ただ教科書をまとめて(写して)いるだけだったり、練習問題がまったく足りていなかったり・・・。
これでは点数は上がらないだろうと思うことがほとんどです。
小学生の時は与えられた宿題をやっていれば、それなりの点数が取れていた子どもさんでも、中学では、自分で勉強内容を考え、実行する力が求められます。
それは、塾に入っていても同じです。
どんなに丁寧に教えてもらったとしても、その時わかった気になっているだけでは点数にはつながりません。
家でもしっかり復習し、何度も繰り返し練習をすることで、自分で解けるようになり、テストでも点数を取れるようになるのです。
高木教室ではAMK方式勉強法を推奨しています。
一言で言ったら、赤(オレンジ)のペンで答えを書いておいて、赤いシートをかけて繰り返しやるというものです。
このやりかたで勉強すると、短い時間で多く覚えることができます。
また、受験期になったとき、復習をやりやすくなります。
AMK方式勉強法については別ページもご覧ください。
デジタル教材「イーボード」の活用
「e-board イーボード」というデジタル教材を利用します。
イーボードには、小学生から中学3年生まで5教科について単元ごとに丁寧な説明動画と確認テストがあります。
動画を観るだけではなく、内容を理解しているかをテストすることができます。
昨年夏ごろに、学校で配布されているクロムブックにも同様のがあるので、塾のは必要ないという生徒さんがいて、アンケートをした結果、要らないという声が多かったので、止めてしまいました。
とても有効なツールだと考えていましたので残念に思っていました。
ところが、最近確認したところ、学校のは使えなくて、ほとんどやっていないという子が多いようです。(全員に確認はしていません)
そこで、4月からまた復活させることにしました。
他のデジタル教材を幾つも調べてみましたが、「帯に短し、たすきに長し」で、イーボードに勝るものはありませんでした。
ぜひ、上手く活用してほしいと思います。
上に書いたオンライン脳やスマホ脳と反するように思われます。実際私たちも悩みました。
けれども、どう考えても、私たちが教科書内容をすべて教えることは無理で、子どもたちが自分の勉強したいところを自力で学べるというのは、とても意味あることだと考えました。
スマホやタブレットの使い方については、子どもたちに事あるごとに伝えていきたいと思います。
一人一人にアカウントを発行します。
管理画面があり、誰がどう勉強しているのかを私たちが見ることができるので、なかなか進めていないような場合は、声かけしていきます。
月曜日・水曜日にタブレットやスマホを持ってきてイーボードで勉強することができます。
毎日の勉強の中に取り入れてほしいと思っています。
これの良さは、学年に関係なく勉強を進めることができることです。
途中入塾してきて、1年生の最初から復習が必要な時に、今までは個別指導をしたりして、みんなに追いつくのが大変でした。しかし、イーボードを利用すれば、個別指導しなくても自分で勉強することができます。
また、3年生になってから、1年2年の内容を勉強し直したいという場合でも、説明動画を観て自分で復習することができます。
理科社会もあるので、私たちには指導ができない内容もあるところがとても便利だと思います。
時間・料金など
1年生・2年生
日時 月曜日 午後7時~10時
水曜日 午後7時~10時
第2教室にて
金曜日 午後8時~10時 オンライン
月謝 15000円
入塾金 5000円(3月・4月入塾) それ以降は10000円
教材費 年間10000円程度
(デジタル教材利用料も含みます)
3年生
日時 月曜日 午後7時~10時
水曜日 午後7時~10時
第2教室にて
金曜日 午後8時~10時 オンライン
月謝 20000円
入塾金 5000円(3月4月入塾)それ以降は10000円
教材費 年間 12000円程度
(デジタル教材利用料含む)
なお、数学検定の特別講座や入試対策講座は別途料金が発生します。
お問合せ・お申込み
2025年1月現在、2年生は満席、1年4名、3年2名の募集をしております。
入塾希望の場合は、お早目にご連絡ください。
090-2617-4167
また、中学生には以下のコース、講座もおすすめです。