今朝の新聞の中日春秋に興味深い内容がありました。
この15年間で値段が3分の1になったものがあり、
それは【時間】。
4年生から6年生を対象に
「時間をお金で買えるとしたらいくらで買うか」という調査をした。
15年前は1時間1294円だったのが、
今年は409円まで暴落したという。
「1時間自由になる時間があったら何に使うか」
3分の1の子どもは「ゲームをする」と答え、「友だちと遊ぶ」を大きく上回った。
反面、「無駄な時間は?」という質問には、
「ゲーム」と答えている子どもが3分に1いる。
ゲームは面白いしもっとやりたいけど、無駄なこととも思う。
そんな葛藤を抱える子が多いのだろうか。
心理学者の故河合隼雄さんは、
「葛藤と対決していくことこそが、子どもの時間に厚みをもたらす」と書いている。
テレビは観たいが、勉強はどうするのか?
「その葛藤に、親がどう言うのかではなく、
自分自身で向き合っていく。それが大切なのだ」と。
つい子どもの時間を管理してしまいたくなりますが、
失敗も含めて、子ども自身が葛藤しながら選んでいくということが
大切なのだと思います。